東京都練馬区でご依頼いただいたリビングとの仕切りドアのパンチ穴補修(リペア)の事例です。

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■ご依頼内容
リビングに通じるお部屋の仕切りドア(室内ドア)に開いてしまったパンチ穴の補修(リペア)をご依頼いただきました。

ご自宅で荷物を移動させている際、うっかり物をぶつけて強く衝撃を与えてしまったことが原因で、木製ドアの表面が一箇所大きく凹み、バキッと割れて内部に貫通する穴が開いてしまったとのことでした。

リビングの出入口付近に位置する仕切りドアは、ご家族やご来客の方が毎日必ず目にする住宅の中心的な場所です。

そのため、ドアに大きな穴が開いてしまいお部屋全体の雰囲気が暗くなり、見るたびにストレスを感じるとのことで悩んでおられたそうです。

また、ドア内部の空洞部分や破れた木材の断面が露出した状態のまま放置すると、開閉の振動などで傷口がさらに広がってしまう恐れもあります。

近年の室内ドアは表面に木目調の化粧シートが貼られ、中はハニカム構造になっているものが多く、強い衝撃を受けると今回のように表面が破れて穴が開いてしまうことがあります。

ドア本体を交換する場合は、新しい建具の製作・発注・取付けが必要となるため、費用だけでなく納期もかかります。

また、同じ品番のドアでも製造時期によって色味や木目が異なることもあり、交換後に周囲との違和感が出るケースも少なくありません。

今回は「交換ではなく、できるだけ自然な仕上がりにしたい」というご要望をいただき、リペアによる補修をご提案いたしました。

■施工前の状態
現場にお伺いしてリビング仕切りドアの状態を確認させていただいたところ、ちょうど大人の目線の高さから少し下あたりの目立つ位置に、拳大ほどの大きさのパンチ穴(貫通穴)が生じていました。

現代の一般的な室内ドア(フラッシュドア)は、軽量化と扱いやすさを重視して内部が空洞構造(ペーパーハニカム構造など)になっているものが多く、表面の木質シート部材は一定以上の強い衝撃が加わると簡単に割れて陥没してしまうという特徴があります。

今回のケースでも、押し込まれたドア表面の板材が内部で複雑に割れて落ち込んでおり、傷の周囲にも網目状のひび割れ(クラック)が広がっている状態でした。

このような大きく陥没したドアの穴補修では、単に上からパテや塗料を塗るだけでは強度が全く足りず、ドアを開閉する際の振動や日常的な衝撃によってすぐに補修箇所がへこんだり割れてしまったりするリスクが高くなります。

また、仕切りドアの表面には綺麗な木目模様と微妙な光沢感(ツヤ)があるため、傷口を塞ぐだけでなく、周囲の木目ラインやツヤ感と完全に一致させる高度な再現技術が求められます。

お客様からも「自然なフラット状態に戻してほしい」というご要望をいただいており、耐久性と美観の双方を両立させる施工プランを提案いたしました。

■施工内容
施工においては、まず仕切りドア周辺や床面に傷や塗料の飛散を防ぐための養生作業を丁寧に行いました。

最初に着手したのは最も重要な「内部の補強工程」です。

内部の状態を確認しながら下地を補強し、専用の補修材を使用してドア本来の形状を復元していきます。

空洞になっているドア穴の内部に専用のバックアップ材(補強材)を隙間なくしっかりと充填して強固な土台を作り、その上から陥没部分を支える一次成形を行いました。

これにより、今後ドアを日常的に開閉しても補修箇所がへこまない強度を確保します。

土台がしっかりと固まった後、高密着・高強度の専用パテを段階的に充填し、ドア表面のゆるやかな曲面や平面を復元していきます。

パテの完全乾燥後、手で何度も感触を確認しながら専用ペーパーで研磨(サンディング)を繰り返し、周囲のドア表面と一切の段差がない完璧な平滑面(フラット)を作り上げました。

下地形成が完了した後は、「調色・木目再生工程」に移ります。

既存の木目色に合わせて現場で調色を行います。

ドアの基調色に合わせ、現場の光の下で複数の塗料をミリグラム単位で調合してベースカラーを作成。

木目柄は色を合わせるだけでは自然に見えないため、エアブラシでベースカラーを塗装した後、極細の筆と特殊塗料を駆使して、既存の木目の流れやグラデーションを一筆一筆手作業で細かく再現していきます。

一本一本木目を描き込みながら周囲の模様と違和感なくつながるよう仕上げました。

最後に、艶を調整し、照明の下や見る角度を変えながら全体を確認、お部屋の照明や自然光が当たった際に違和感が出ないよう、ドア全体のツヤ感(光沢)に合わせたクリアコーティングを施して強固に保護・仕上げを行います。

補修箇所ができるだけ自然に馴染むよう慎重に施工を行いました。

■施工後
すべての補修工程およびクリアコーティングの乾燥作業が完了し、養生を撤去した後に施工箇所の最終確認をお客様と一緒に行いました。

破損していた部分は平滑に仕上がり、木目や色味も周囲と馴染むよう調整しています。

施工前には内部の空洞が露出して目立っていたパンチ穴や周りのひび割れはなくなり、角度変えてみても、補修箇所が目立たないようになりました。

近くで見ると補修跡が分かる場合もありますが、普段の生活の中では気になりにくい自然な仕上がりとなりました。

お立ち会いいただいたお客様からも「交換しなくてよかった」と安堵のお言葉をいただくことができました。

木目柄の補修は、穴を塞ぐだけでは綺麗には仕上がりません。

形状を復元し、色を合わせ、さらに木目を描いて周囲と自然につなげることで、初めて違和感の少ない仕上がりになります。

そのため、傷の状態や建具の柄に合わせて、一件ごとに施工方法を変えながら丁寧に作業しています。

大がかりなドア枠の解体や本体交換工事を行わない「部分補修(リペア)」だからこそ、施工にかかった時間も短く、数時間での作業のため即日完了することができました。

お部屋の生活空間を長期間制限することもなく、施工完了直後から通常通りリビングの仕切りドアとして快適にご利用いただける状態でお引き渡しいたしました。

「交換しかない」と思われるような大きな穴でも、状態によってはリペアで対応できるケースがあります。

建具全体を交換する前に、一度補修が可能かご相談いただくことで、お客様にとってより良い方法をご提案できることも少なくありません。

ご自宅の室内ドアや引き戸にうっかり物をぶつけたり、突発的な衝撃で穴を開けてしまったりするトラブルは、実は非常に多くいただくご相談の一つです。

ドアに穴が開いてしまうと「ドアを丸ごと交換するしかない」と思い込んでしまいがちですが、リペア技術を活用すれば、ドアを交換することなく、短時間・低価格で元に近い状態まで復元することが可能です。


GRITFIXでは今回の仕切りドアのようなパンチ穴やへこみ傷をはじめ、フローリングの引っかき傷・凹み、アルミサッシの歪み、キッチンパネルや洗面台のヒビ割れに至るまで、住まいに関するあらゆる素材・部位の補修に幅広く対応しております。

「こんな大きな穴でも直せるのかな?」「交換と言われたけれど補修で対応できるか知りたい」といったお悩みがございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


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東京都・神奈川県・埼玉県など関東圏を中心にフローリングや建具の補修を行っています。

住宅・店舗のあらゆる傷を高品質にリペアします。短時間・低コストで美しく復元。まずはお気軽にご相談ください。

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GRITFIX(グリットフィックス)
平澤 直樹

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